Biople by CosmeKitchen 三軒茶屋

ナチュラル&オーガニックのセレクトショップ 「Biople by CosmeKitchen 三軒茶屋店」のトータルデザインプロデュース

2020年10月にオープンをした、ナチュラル&オーガニックのセレクトショップ 「Biople by CosmeKitchen 三軒茶屋店」。社外取締役では、そのトータルデザインプロデュースを担当。

Biople by Cosmekitchen（以下、Biople）にとって初の路面店となる今回の店舗。 立地である東京都世田谷区三軒茶屋にある「栄通商店街」は、地域の生活導線。家族代々住んでいる人々からなるコミュニティもある一方、学生や、飲食店を目当てに他の地域からの来訪も多いエリア。ニューノーマルが話題になる昨今、人々の“地元”への関心が高まる中、Biopleでは三軒茶屋店のオープンを皮切りに、地域にナチュラル&オーガニック の安心・安全、ウェルネスライフをお届けすべく「ローカル&コミュニティ」をコンセプトにした店舗展開を計画。また全国の店舗に先立ってデジタルカタログの導入や、店舗スタッフの新たな活躍の場として、店頭をスタジオとして活用し、全国に発信するライブ配信・オンライン接客を加速させるなど、デジタルを駆使して「学び」を 提供するスクール事業の要素も兼ね揃える店舗を計画した。

新しいBiopleの幕開けに相応しく、社会取締役では地域の方々にも愛されるような店舗を目指すべく、誰でも気軽に立ち寄れる温もりのあるデザインを提案。 スクールとしても使用しやすいよう計算された動線計画。普段であれば捨てられてしまうであろう端材を再利用し、サスティナブルなメッセージを添えた什器や、オーガニックの世界と深い繋がりのある「月」をイメージした照明。大切な人との待ち合わせ場所にも立ち寄っていただけるような存在ともなれるよう設置をした店舗外のベンチ等、素材のひとつひとつからもストーリーを感じられる優しい店舗となった。

 また工事期間中の仮囲いには、デザイナー / イラストレーター / トラックメーカーとして活躍されているeryさんを起用し、 老若男女問わず人々が行き交い、活気がありつつも温もりのある三軒茶屋の「新しい顔」となるべく街との調和をコンセプトとしたイラストを施し、オープンに先駆けたメッセージを謳った。

地域に根ざしながらも、デジタルを駆使したBiople by CosmeKitchen 三軒茶屋は、まさに今日の時代にそぐう店舗となった。

【DATA】

-Opening / 2020年10月

-Location : 東京都世田谷区三軒茶屋１丁目３３−１５

-Usage : 物販・スタジオ店舗

-Design : 2020.06-2020.08

-Construction : 2020.08-2020.9

-Total floor area : 45㎡

【CREDIT】

-Total design produce : 谷尻誠　土井地博　林哲平

-Design support : 竹田純(HYBE DEDIGN TEAM)

-Construction : 株式会社SETUP

-Project management : 谷脇摩弥

-Direction for illustration : 木本梨絵(HARKEN Inc. )

-Illustration : ery

-Photo : 石黒萌子(toha)

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